いびき改善に「歌」が効果的だという説がありますが、見聞きしたことのある人はいるでしょうか。
今回は、いびき改善と歌について探っていきたいと思います。
☆メディアでも。歌がいびき改善に効果的?
以前、あるメディアでも取り上げられたことのある、いびき改善に歌が効果的だという説。
いったいどういうことなのでしょうか。
それは、毎日数分間だけ歌を歌うという、いたってシンプルな方法です。
イギリスにある某大学の研究チームにより実験された、しっかりとしたデータに基づいた内容なので、真実味がある説ではあります。
では、歌がどのような影響を与えるのか見ていきましょう。
☆歌うことで口蓋筋が鍛えられる
いびきをかくという症状には、口蓋筋の筋力低下が原因のひとつになっています。
口蓋筋とは、簡単に言えばノドの奥周辺の筋肉を指します。
舌の根元やのどちんこなども、これに含まれます。
この口蓋筋が低下すると、就寝中に舌を支えることができなくなり、ノドの奥に落ち込みやすくなります。
舌が落ち込めば気道が狭くなっていびきに繋がるということは、これまでも取り上げてきました。
実は、歌を歌うという行動はこの口蓋筋を鍛えることになるのです。
結果、舌を支える筋力が上がり、就寝中でも舌がノドの奥へと落ち込むことなく、いびきを改善できるということなのです。
☆ただ歌うだけではダメ?そのコツとは?
歌うことがいびき改善に役立つことは理論的に理解はできましたが、ただ歌うだけでは効果はないというのです。
では、いびきを改善するためには、どのように歌えば良いのでしょうか。
それは、「高音がある歌」を歌うということ。
高音がある歌といってもなかなか難しいので、地声よりもワントーン上げて歌うことを意識してみてはいかかでしょうか。
これなら好きな歌をチョイスできますし、好きな歌を歌うことでリフレッシュにも繋がりそうです。
☆もう一つのポイント!「ウング」「ガー」
もう一つのポイントが「ウング」「ガー」という音を発声する回数が多い曲を選ぶということです。
この2つの音は、特に口蓋筋を鍛えるには有効な音なのです。
好きな曲を何曲か聴いてみて、この2つの音が多く入っている曲をチョイスしてみましょう。
また、1日に数分間で効果があるとされてはいますが、できることなら1日10〜15分間は歌うことがおすすめです。
これはイギリスの某病院による研究結果ですが、毎日12分間歌うことでいびきの改善効果が見られたそうです。
ですから、効果を期待するのであれば、1日10〜15分間、曲にして2〜3曲程度は歌うようにするといいでしょう。
☆好きな曲を歌ってリフレッシュしながらいびき改善を
歌を歌うだけでいびき改善に効果があるなんて説は、にわかに信じがたい話ではありますが、しっかりと研究チームによるデータも出ています。
確かにいびきの原因となる口蓋筋の筋力低下の改善にもなることなので、試してみる価値は十分にあるといえるでしょう。