春風亭小朝師匠の痩せっぷりに驚かされた!
先月金曜日だったか、テレビで久しぶりに見た師匠がとても痩せていて、すわ病気か?と思ってツイートしに行った。私以外にもそう思った人がたくさんいたらしく、師匠のダイエット法についてネット上に詳しく書かれていた。
朝に一食のみ、野菜ジュースやサラダ・スープを食べるだけで特別な運動はせず、18kg近く減量したという。一日一食で、成人男子が体力を維持できるものなのだろうか?ドラマの役作りの為だそうで、その根性に敬服すると共に、ひとまず安心した。
落研だった父の影響で、落語が好きになった私。骨折による入院中も、カセットテープにランダムに録音してもらった名選集(志ん朝、小朝、談志、小三治、円生等)を聴いては楽しんでいた。
2002年頃、地元の県民ホールで公演があると聞きチケットを取った。「小朝・こぶ平兄弟会」(5000円位だったか)と銘打ち、「厩火事」を演じてくれた。
離婚後の公演では、「義兄弟ではなく元兄弟、つまり赤の他人会です」などと言って笑いを取っていた。サービス精神旺盛というか、何というか…
生・小朝師匠の出で立ちは、ふっくらした体に金髪キューピー頭・桃色の羽織。
あの頃が貫禄ある体つきだった為に、今回の激ヤセにはとても驚かされたのだ。
話ぶりはまさに立板に水。明るく華があって、志ん朝師匠亡き後彼を推す人が多いのもうなずける気がした。
娘役を演じる時は「しな」があり、おかみさんを演じる時は「生活にくたびれた感」が出る。良い噺家や歌舞伎俳優は、性差など軽々と超えてしまうのだと思った。
演目が事前に決まっているホール落語も楽しいが、何が高座にかかるか分からないわくわく感も味わいたいので、是非寄席に行ってみたいものである。
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