おごりとは、漢字で「傲り」「驕り」と書きます。「奢り」とも感じで書きますが、この漢字だとぜいたくをする、ごちそうすると言う意味になり、他の漢字とは意味が違います。(奢り、傲り、驕り全て同じ意味で使ってる人もいます。)
おごりと自信とはどう違うのか、おごりではなく自信を付けるにはどうすれば良いのか、自信を失くした時の対処法を見ていきましょう。
【自信とおごりの違い】
自信とは自分を信じる事です。目の前に大きな穴があり、それを飛び越えれると自信があるのか、飛び越えれないと自信がないのか、自分の気持ちによって自信はあり、なしが決まります。言わば、自信があるかどうかは主観的な考えで他人が知る事ではありません。
おごりとは、慢心とも言います。得意になって高ぶる事、わがままなふるまいとグーグル検索で意味があるように、ネガティブな時に利用されやすい言葉です。自信の意味と似ていますが、自信はポジティブで害がないイメージがあり、おごりはネガティブで意味が悪いイメージがあります。自分の力を信用し過ぎて慎みを忘れてる、性格が悪いのがおごりです。
【おごりは失敗の元、成功は自信の元】
おごりは慎みを忘れてる状態であり、自分ならできると得意気になっています。その状態は、注意力が怠って失敗しやすくなります。例えば、階段を降りる時にいつも降りてるからと足元を見ずに駆け下りたとします。すると階段から落ちやすくなり、怪我をする可能性があります。
しかし、その階段が急過ぎて怖いながらも足元を見て降りたとします。慎重に行動するので、結果的に怪我をしないで階段を降りれる可能性は高くなります。怪我をしないで降りたら自信に繋がり、次からは急な階段が怖くありません。
この例から、どんなに小さな事でもおごりがあれば失敗しやすくなります。反対に、小さな事でも成功したら自信に繋がります。つまり、自信を付けるのは小さな事でも成功した経験が大事なのです。成功した経験とは、今自分に出来る事で十分です。自信を失くすと行動するのは嫌になりますが、理想の自分は少なからず心にありますよね。仕事で契約をたくさん取ってる自分、誰からも愛されてる自分、スポーツで優秀な成績を収めてる自分など、自信を失くした分野での理想の自分はいると思います。自信を失くした今が0で、スタートだと思って小さな事から始めていくようにしましょう。そして、成功を積み重ねて自信を付けていきます。途中でおごりが出てきて、そんなの簡単にできると慢心になる事もあるでしょう。そんな時は、おごりって何だったかな?と見直していけば良いのです。おごりと言う言葉を知っていれば、すぐに見直しておごりを捨てれるはずです。
自信を付けようと思っておごりを身に付けてしまうのではなく、自信を付けてもおごりは身に付けないと意識すれば本当の自信は付きます。自信がない今だからこそ、0からスタートするチャンスです。