人には自信がある時とそうでない場合の波があります。この波は概ね交互に訪れますが、でもその不定期に流れる波をどう活用するかでその後の成長に大きく左右します。特に自信過剰であったり、それなりに努力を重ねてから目標としていたテストや本番に臨んだ方が、楽しみに望んでいた結果が全く伴わなかった場合にはショックが大きく、人によっては数日間食事が喉に通らない位に立ち直れない場合もある程です。
またこの様に自信が奪われる時の心境と致しましては先ず最初に視覚的に結果を見たことに対するショックが訪れます。これは人によっても違いますが概ねだいたい数分位の放心状態となります。そして次に訪れる感情としては今までやってきた努力に対する後悔の念が押し寄せてきます。ですので正直な所、あんまり努力をしないで本番に臨んだ場合は試験の最中に『今回は勉強不足だったから多分受からないな』と直感的に分かる場合もあります。ですのでこのケースの場合には自信が奪われるタイミングも早くショックの度合いも少ないと言えるでしょう。またこの場合には自分の努力が足りなかった事が自ら分かっていますので、直ぐに次の試験に向けて頑張ろうと、ある意味開き直りと次へのスタートに向けて早く取り組む事ができるのです。
しかし大変なのがそれなりに努力をしてきた事が自他共に分かって臨んだ場合に自信が奪われた時です。この場合には前者とは違いまして、今までの苦労が報われなかったと言う後悔の念が努力をすればしただけ長く引きずってしまいます。ですので酷い場合には数ヶ月に渡る場合もありますので、この場合の自信を喪失してしまった場合の回復の方がよっぽど難しいと言えるでしょう。
そして具体的な回復方法ですが、これについては実は周りの方々も気をつけないといけない事がありまして、すぐにテストや練習をする様に促してもまだ本人のやる気が無かったり更にやる気をなくしてしまう場合もありますので少し休息を取る事が大切です。また本人が直ぐに次に向かって取り組みたいと言っても、それは自信から来る物ではありませんので時間を費やしても逆効果になってしまう場合もあります。ですので最低でも一週間は休息することをお勧めします。
そして自信が奪われる時に喪失した心を取り戻す方法ですが、例えば何かの試験に落ちて勉強をする場合ですが、気持ちを新たにと言うのは大事なのですが、だからと言って一から完璧にやり直す必要はありません。この場合の大切なことは、できなかった部分を重点的にやり直す事になります。できた部分も再度勉強する事は悪い事ではないのですが、逆に全ての部分に関して自信が持てなくなってしまいますので、不得意な箇所がクリアになった後に時間があれば復習する程度に致しましょう。
この様に自信が奪われる時に喪失した気持ちを取り戻すにはどの様にしてその部分を効率よく回復させられるかと言う事になりますので、自分なりの休息時間を取った後に計画的な方法と目的意識を設定する事が大切になります。
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