大人になって自信がないのは、幼児期のしつけや親の過干渉が原因だと言われています。自分の意見を否定され続けて自分で考える力が成長しなかった場合、大人になってから自分で歩む自信がありませんよね。また、親の顔色を伺って過ごす時間が長かった場合、子供は自信なく人の顔色を見ながら行動する人になってしまいます。
そんな自信がない大人にならないために、親が子供の頃から自信がある大人へとなるステップを踏ませてあげるようにしましょう。
【見守る】
とある定年退職された教師は、親は子供を見守るのが大事と言っています。子供が誰と遊ぼうとも、どんな事をやろうとも、見守ってあげるのが子供の自信に繋がるそうです。放任主義とも言えますが、子供が何をやっていようが親が興味ないとは違います。一生懸命にやってる姿を応援してあげるのです。そして、失敗しても親なら分かってくれる、帰る場所があると子供に安心感を与えるのが、親の役割です。これが子供が自信を付けるために親が出来る事です。過干渉過ぎない、優しく応援してあげるって事ですよね。
しかし、幼稚園や小学校で何をしていたのか、全く聞かないのもコミュニケーションが足りなくなって結果的に子供が親から愛されてないと思ってしまいます。そのため、夕飯時に今日は何をやったのか、どんな事があったのか話をしながらコミュニケーションを取ると良いでしょう。話をすれば良好なコミュニケーションが取れるばかりか、子供が何をやっていたのか親が分かるので安心します。
見守る事で、子供が自発的に行動して自信が付きやすくなります。
【褒める】
コミュニケーションを取る事にもつながるのが「褒める」です。小さな子供は、自分が作った物や描いた物を親に見せたがります。「ねぇ。見て見て。」と、自信たっぷりに言ってきます。その自信をさらに付けてあげるのが、褒める事です。すごいね、良く頑張ったねと褒めてあげると子供は自信が付きます。褒めてあげるとさらに自分が作った物を親に見せたくなり、また褒めて自信へと繋がります。
また、もし失敗してしまった場合は子供を責めるのではなく、落ち込んでいたら励ましてあげます。今度はこうしてみようか、一緒にやってみようかなど次に繋がる言葉を親がかけてあげると、子供は自信を失くしません。テストで良い点数を取ったら褒める、悪い点数だったら応援する、悪い部分より良い部分を褒めてあげるなどするのが、親が自信を持つ子に育てる方法です。
もちろん子育てしていく中で褒めてばかりではいられないですし、未成年の飲酒喫煙など子供の考え方を否定しなきゃいけない時もありますよね。そんな時は、ハッキリとダメと言うのが大事です。親なので子供の自信を付ける事だけでなく、しつけやマナーなども教えていくようにしければいけません。子供と接する時は全体的に見守る、褒めると気を付ければ良いのです。怒ってはいけないのではなく、子供にやらせてみると心掛けましょう。