いびきを改善するエクササイズとは？

スヤスヤと気持ちよく寝ているつもりが、猛獣のような大いびきをかいていたなんてことが分かったら、あなたはどうしますか？「まさか自分がいびきをかいているなんて信じられない！」と思うかもしれませんが、大きないびきをかいて寝ている人ほど、本人の自覚がないと言うのが現状なのです。 そして、いびきの発見を更に遅らせてしまう原因となっているのが、いびきに気が付いた人がそれを本人に指摘しにくいと言う点になります。
いびきは隣で寝ているパートナーに限らず、旅行で同じ部屋になった友人、会社の慰安旅行や出張等で部屋を共にした会社の仲間など他人にも聞かれてしまうものなので、大いびきで周りに迷惑をかけてしまう前に、なるべく普段からいびきの予防をしておく事が大切と言えるでしょう。いびきの予防と改善には実に様々な方法がありますが、直ぐにでもいびきをかかないようにしたいと言う方にオススメのアイテムとして、鼻に装着して空気の通りを良くする器具や、口に貼るテープ、オーダーメイドの枕等もあります。
しかし、その様なアイテムを使う場合、使用している姿を誰にも見せたく無いと言う方もいらっしゃると思いますので、根本的ないびき改善も同時に行って行く事が良いかもしれません。そこでおすすめなのが、いびきが元から消えるエクササイズになります。1日2～3分程度でできる簡単なエクササイズは、何も道具を使わずにお金もかからず行えると評判です。
まず、いびきを改善する為には、口呼吸から鼻呼吸に変える事が効果的と言われており、首から上のエクササイズが基本になります。いびきをかくときは、就寝時に舌の位置が喉の奥まで下がっていたり、首（舌の根や喉）の筋肉が衰える事が原因となり、垂れ下がった肉により気道を狭くしてしまう事が原因の一つと考えられていますので、舌や首周りをエクササイズで鍛える事が特に重要になるでしょう。
エクササイズを継続すると筋力も上がり就寝時の舌の位置が定まります。そして、狭まっていた気道もしっかりと確保されますので、いびきが自然と改善するのです。舌のエクササイズと聞くと、一見なんだか難しそうな気がしますがとても簡単にできます。まず舌を尖らせて上顎につけたあと、10秒～20秒程そのままの状態をキープし、前に弾く様に伸ばします。この動きを何度か繰り返して舌の根元が少し疲れたかな？と言うぐらい繰り返してみましょう。次に、舌の先をぐるぐる回す様に動かしたり上下に動かす等、いろいろと動きを組み合わせながら動きが単調にならない様に心がけて、エクササイズを継続してみましょう。
エクササイズのポイントは、無理無く長い期間継続して徐々に筋力をアップする事に事になりますので、もしもしんどいと感じるのであれば直ぐにやめても構いません。空いた時間を有効活用するような気持ちで行っているうちに「いつの間にかいびきが改善されていた！」と感じる事が大切です。また、誰にも知られず自宅で集中的にエクササイズを行い、早くいびきの恐怖から逃れたいと言う方にも、器具を使った大変オススメのエクササイズがあります。
このエクササイズは、表情筋を鍛える事で睡眠時の口呼吸を防ぎ、鼻呼吸を促すのにぴったりの器具を使用したトレーニングになります。器具は、口の中に入れて口腔内の筋肉と口の周りの筋肉を集中的に鍛える為の、医療現場でも使われている専門の器具になりますが、もともとは脳の病気等により言葉が上手く話せなくなってしまった方に使用される「パタカラ」と言うアイテムなのです。しかし口全体の筋トレができるとあって、それをいびき改善に使用する事はいびき改善の効果が期待できると評判になっているのです。
器具の見た目は、楕円形をしており口に装着するのに丁度良い大きさになります。器具を装着した姿は少し恥ずかしいですが、そのまま口を閉じたり開いたりするトレーニングは、普段なかなか鍛える事のできない頬や口の中の筋肉に効いている事がわかるかと思います。また、この器具を使用する事でフェイスラインがすっきりとして、小顔や引き締めの効果も期待できますので、まさに一石二鳥のアイテムと言えるでしょう。
お値段に関しては種類にもよりますが、1万円でお釣りがくるぐらいの金額になります。決して安い買い物ではありませんが、就寝中にありとあらゆる雑菌を吸い込み易い口呼吸から鼻呼吸に変わるだけでも、虫歯や口臭、風邪のリスクも軽減されますし、毎日器具を使いエクササイズを行う事で誰にも知られる事無くいびきが解消されるのであれば、安い買い物なのかもしれません。
いびきを放置しておく事は、いびきで周りに迷惑をかけて恥ずかしい思いをし続けなければならないだけで無く、体全体の健康状態をどんどん悪化させてしまう事でも知られています。慢性的ないびきの場合には、たかがいびきと考えて自然に治るのを待っていても、放置によっていびきが改善されて行くことはほとんどありませんので、直ぐにでもご自分に合った改善策を見つけて、いびきに邪魔されない質の良い睡眠を取り戻しましょう