1、ルテインってどんなもの?
ルテインとは近年注目されている成分の1つで、比較的強めの抗酸化作用があるということで健康を維持するのに強い味方になるのではと話題になっているものです。
中でもルテインが多く存在しているのが「目」とされており、スマートフォンやパソコンの画面から発せられているブルーライトや日々の生活で避けては通れない紫外線といった有害な光から目を守ってくれる存在とされています。
近年ではスマートフォンの普及もあり、仕事からプライベートの時間まで画面を見ている時間が増えている人も多くなっているため、目を様々な刺激から守るという意味でもルテインの摂取が進められるようになってきているのです。
とは言え「じゃあルテインは目にしか効果がないのか?」というと決してそういうわけではありません。
ルテイン自体が一番存在している場所というのは確かに目なのですが、体内や皮膚といった場所にもルテインは存在しています。
目の奥の「黄斑部(※画像参照)」に存在する物質で抗酸化力の強い「ルテイン」と「ゼアキサンチン」という物質があります。
引用元:眼精疲労、黄斑変性症、白内障、飛蚊症、緑内障の改善に効果が期待できるルテインサプリは「危険な石油原料のルテイン」ではなくドクターズチョイスの「安全な天然100%のルテイン」がおすすめ! | 心の欠片
目以外の場所で言うと乳房や子宮、特に子宮頸部に多く存在しているのが現段階でわかっているので、女性はよりルテインの摂取が大切になってくるのです。
様々な箇所でルテインは役割を果たしていますが、ルテインが多く存在する箇所というのはよりルテインの影響を受け、きちんとその箇所が機能出来るよう重要な働きを担っています。
2、ルテインの一日の必要量はどれくらい?
ルテインは量の違いはあれど体の様々な箇所に存在している成分ではありますが、コラーゲン等のように体の中で作ることは出来ないものとなっています。
なので、健康のためには食事やサプリメント等を使って上手にルテインを摂取していくことが大切となっていくのです。
では一体どれくらいの量のルテインが一日に摂ることが出来れば良いのかというと、実はルテインの摂取量自体は現段階では特に上限が決まっていないというのが答えになりますが、これは日本の厚生労働省の研究機関や、国際機関の1つであるJECFAで行われた実験でも安全性を確認されているものなので安心して下さい。
だからと言って異常なまでにルテインにこだわって大量にサプリメントを摂取したりするのは大間違いですが、大体は1日6~12mg程度が望ましいと言われているのが一般的です。
また目の病気の治療ということでのルテイン摂取が必要という場合は1日20~40mgが推奨されています。
ただサプリメント等でルテインを摂取する場合は、いくらルテイン自体の摂取量に上限がないと言ってもサプリメントには摂取量が決められているパターンが殆どなので、そういった時にはきちんとそれに従って服用するように気をつけましょう。
3、ルテインを食事で摂ることは出来るの?
ルテイン自体に摂取量の上限が定められていないというお話はしましたが、その理由に食事でルテインを摂取できるというポイントが関係しています。
ルテインは様々な食材に含まれている成分ですが、その中でもメジャーなのが「緑黄色野菜」となっているため、きちんとバランスの取れた食生活や昔ながらの日本食を中心とした食事をしている分にはルテインを特別意識せずともある程度の量は摂取出来ているという形になるのです。
だからこそルテインの摂取量自体が多くなっていても自然と多くなっている分には問題がないと判断されています。
とは言えバランスの取れた食生活や日本食といった食事を毎日摂れる人というのは現代ではそう多くありません。
なのでルテインを食事で取り入れる際に覚えておくと便利なのが食材の調理方法です。
ルテインは性質として油に溶ける脂溶性というものに分類されます。
なので油と一緒に摂ることでより体への吸収率を高める効果があるため、緑黄色野菜を摂る場合は油を使った料理にして食べるようにするとよりルテインが摂りやすくなるでしょう。
炒め物や揚げ物、サラダとして食べたい場合はドレッシングやマヨネーズといったものをよく絡めて食べるよにするのがオススメです。
4、ルテインと女性ホルモンの関係は?
ルテインというとメジャーなのは目に関する効果の話が多いですが、実は女性ホルモンとの繋がりもある成分です。
女性ホルモンというと有名なのが「エストロゲン」という言葉ですが、これは女性ホルモンの一種で健康や美容やメンタルといった女性の様々な部分で影響を与えているものとなります。
よく生理前後や妊娠中にイライラしてしまったり何となく気分が落ちてしまうという経験がある人も多いですが、これもエストロゲンの影響の1つで、エストロゲンが少なくなっている時に起きやすい症状と言われているのです。
逆に良い影響の場合だと、肌や髪が綺麗になる、胸が大きくなるといった美容に関することで目にする機会が多い言葉とされていますが、どちらにせよ良くも悪くも女性には関わりの深い成分と言えるでしょう。
このエストロゲンが何故今話に出てくるのかというと、ルテインにはエストロゲンの活動を活性化させる効果があるからです。
つまりはルテインには女性ホルモンを活性化させる効果があるということ。エストロゲンが活性化すると体調に関する悩みや綺麗な肌にも繋がりますし、ルテイン自体に強い抗酸化作用があるのでアンチエイジングへの影響も少なくないと考えられています。
更に近年では乳がんや子宮関係の病気が増えてきている問題がありますが、こういった女性の病気に関してもルテインは効果があるのではないかと研究が進んでいるという報告もあるのです。
そう考えるとルテインは女性には必要な成分の1つと言っても過言ではないでしょう。
5、ルテインと不妊には関係がある?
ルテインは女性ホルモンを活性化させる効果がる、子宮に多く存在している、ということから不妊に効果があるのではないかと考える人もいます。
中には「子宮に良い」「羊水に良い」と言いながらルテインのサプリメントを積極的に摂取している人もいますが、これは特に研究されて認められている効果というわけではないのであまり鵜呑みにしないほうが賢明です。
もちろんルテインのサプリメントを摂っていて妊娠したという声もありますが、不妊治療や妊活等で色々なことを試しているうちの1つでしかないため、ルテインを摂ったら妊娠出来るというような勘違いをしないよう気をつけましょう。
確かにルテインは女性の体に良い成分ではあります。
女性ホルモンにも役立ちますし、女性特有の病気への良い効果も考えられてきています。
だからと言って必ずしも妊娠に役立つのかというと現段階でははっきりとした影響力は語られていません。
また、ルテインと不妊の関係で調べた時に目にするのが「ルテイン嚢胞」という言葉ですが、これは卵巣が腫れている状態のことで、主に妊娠中に起きることが多い症状のことを指します。
ルテインを過剰摂取したからルテイン嚢胞になる、といったものではなく、ここで説明しているルテインとルテイン嚢胞は全く関係のないものなので混合しないようにしましょう。
6、ルテインは妊娠中に摂取しても大丈夫?
体に良いからルテインを妊娠中にも摂取したいという声もありますが、それと同時に赤ちゃんや母体への悪影響になってしまわないか不安もあることでしょう。
正直なところ妊娠は病気ではないとは言え、母体の状態や赤ちゃんの状態等個人差が出てくる極めて繊細な問題となるため、一番良いのは通っているクリニックで直接先生に判断をもらうのが重要となります。
医師からの言葉ということで精神的な面でも信用しやすいですし、定期検診等で聞けるタイミングも多いので赤ちゃんのことを考えるならきちんと医師の判断に従うのが賢明です。
とは言え多少は自分でも知っておきたいという気持ちもあると思いますので、結論を簡単に言わせてもらうと天然100%のルテインならば摂取しても特に問題はありません。
これは食材に含まれているものをごく普通に食生活で取り入れる分には大丈夫ということで、サプリメントで多い石油原料等の合成ルテインに関しては妊娠中でなくとも副作用等が確認されていることもありますので控えるようにしましょう。
一応天然100%なら大丈夫という言い方をしましたが、それでも薬であれ食べ物であれ人によってどんな影響が出るかわからないということを考えると、妊娠中は控える、もしくは少しでも何か違和感を感じたらすぐに止めて病院で診てもらうくらい気を遣うようにしたほうが良いでしょう。
7、ルテインと葉酸ならどちらが妊娠中に最適?
ルテインは先程の通り妊娠中にどのように影響するのかが不透明な部分があります。
元々体に良いとされているものでも、母体というお腹に赤ちゃんがいる環境だと普段が良い効果のものでも場合によっては悪影響になることもあるのです。
現段階でそういった悪い報告というのは目にしませんが、サプリメントとして摂取するという事を考えると殆どが合成のルテインとなってしまうので副作用を考えるとオススメは出来ません。
なのでルテインと葉酸のどちらかが最適かという質問であれば葉酸のほうが断然オススメとなります。
葉酸は赤ちゃんの体を作るのにとても大切なものです。
内蔵や脳、脊髄等体の中でも重要な器官を作るのに沢山必要になるものなので妊活中から勧められることが多く、産婦人科やレディースクリニックによっては葉酸サプリメントのお試しが用意されているところもあります。
ただ葉酸の場合も合成葉酸を使っているサプリメントも多いため、サプリメントの購入を考えている場合は天然の葉酸であることや余計な成分が含まれていないかという点をしっかりと確認するようにしましょう。
ルテインと葉酸自体は特にお互いサポートし合うような関係性はないので、妊娠中ということで考えるならば葉酸のほうが重要です。
8、搾乳中にルテインを摂取しても大丈夫?
出産後は目のかすみや眼精疲労に悩まされる人も多いのが特徴的です。
そんな時に少しでも症状を和らげるために目に良いとされているルテインを摂取したいということもあるでしょう。
結論としては過剰にならない程度にならば搾乳中でもルテインの摂取をして大丈夫です。
目のために摂取したいということならば、同時にゼアキサンチンやアントシアニンも一緒に摂ることでより効果を発揮することが出来るでしょう。
ただ出来ればどれも天然の成分のものを摂るのを心掛けて下さい。
サプリメントの中には既にルテインを始めとする目に良い成分を合わせてあるものもありますが、商品によっては合成のものを使用していることも多いため、搾乳中ということでその点は少し注意しながら購入するようにしましょう。
サプリメントによってはしっかりと搾乳中について注意が書かれているものもあり、殆どは「過剰摂取をしないこと」「心配な場合は量を減らして飲むように」といったことが記載されていますので、普通に飲むぶんには問題はないとされています。
ただルテインが含まれている量や製造に関することが書かれていないようなサプリメントは、過剰にルテインが入っているという可能性もありますので控えるようにしましょう。
9、ルテインの影響で下痢に?
ルテインは現段階で副作用の報告は特にありません。
摂取量の上限がないくらいですので、余程過剰な摂り方をしなければ特に問題はありません。
ただ市販のサプリメントの中で天然のルテイン配合ではなく、合成のルテインが使用されているものの場合は副作用に注意して下さい。
合成のルテインの場合の副作用は、目の痒みや吐き気、喘息の悪化といった症状が報告されており、ルテインの影響で下痢になってしいまったという場合もこの合成のルテインの影響が強いものと見られています。
副作用に関しては人それぞれ症状が違うので、絶対この作用が出てしまうと言い切れるものではありませんが、普段から喫煙や飲酒を行っている人はこういったサプリメント等の副作用が出やすいことが多いので気をつけましょう。
特に喫煙をする人は要注意で、研究の結果肺がんになる可能性を高めてしまうといった報告もあります。
なので副作用が不安な人や喫煙や飲酒を行っている人は、サプリメントよりも食事を通して野菜等から天然のルテインを摂取するように心掛けると良いでしょう。
もちろん下痢の心配があるというような胃腸が弱いという人も、サプリメントよりは食生活からのほうが安心してルテインを摂ることが出来るのでオススメです。
10、DHCのルテイン30日分はどんなサプリメント?
身近なサプリメントの大手と言えばDHCですがこちらからもルテインのサプリメントは出ています。
現在容量としては20日分と30日分が販売されており、毎日愛用している人からは60日分も出してほしいという声も多いようです。
気になるルテインの種類に関してですが、DHCの場合はマリーゴールドの花から抽出したルテインを使用しているので、ほぼ天然のルテインとなり一般的な方はもちろん芸能人の方でも愛用している人がいるようです。
効果としては主に疲れ目に効果を感じている人が多く、DHCからはその他にブルーベリーサプリメント等目に良いとされる成分のサプリメントを多数販売していますが、その中ではこのルテインのサプリメントが一番目の疲れに効果的と感じる人が多いのが特徴と言えます。
ただ妊娠中にルテインを摂取したいという場合に、確かに価格の面や購入しやすさから言ってDHCのルテインはとても魅力のあるサプリメントですが、天然ルテインというところを推していないところを見るとやや不安があるかもしれません。
なので安全性としてはドクターズチョイスのルテインの方が、大々的に天然ルテインというところを魅力にしていますし、特許も取っているということで安心して愛用出来ることでしょう。
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