夢を追いかけ、恋心を引きずる、人間味あふれた歌ですよね。
人生において恋はとても大切です。
好きな人と一緒にいたい、ずっと幸せな時間を過ごしたい。
それは当たり前の願いであり、焦がれ続ける日常でもあります。
手を伸ばせば、一歩前に踏み出せば、誰にでも手に入れられる幸せ。
だけど、同時に諦めなければならないものもあるのです。
恋人から一歩進んだ関係になるには、一つの覚悟が必要になります。
夢を見た青年は、夢を追いかけ続けることを選びました。
大好きな人を諦めてでも、自分が焦がれた夢を諦めきれなかった。
これはそんな切ない葛藤を現した歌です。
同時に現実の一面を訴える歌でもあります。
夢と堅実な未来の選択。
そして愛が憎悪に裏返る瞬間。
それでも消えないひとかけらの愛。
捨てようとしても捨てきれない想いの欠片がここにあります。
夢を持たない人間はいません。
どんなものでも、大きなものでも、小さなものでも、誰もが自分だけの夢を持っているのです。
それが大きなものであるほど、譲れないものであるほどに、二人の幸せとの両立はとても難しくなります。
夢を諦めて置き去りにするか、愛した人を諦めるか。
これは物語の主人公を歌ったものではありません。
誰もが持つ迷いと葛藤を、人間としての心の不安定さを伝えてくれる歌なのです。
だからこそ、私たちの心に何かを伝えてくれます。