血糖値を下げると眠気が出る?眠気と血糖値の関係

ご飯を食べたあと、猛烈に眠くなることがありませんか?

特にお昼ご飯のあと、午後は眠くなることが多いです。

学生時代、午後の授業で居眠りをして叱られたなんて経験のある人もいるかもしれませんね。

時々ウトウトするくらいなら特に問題もありませんが、食後に毎回のように猛烈な眠気に襲われるのだとしたら、それは何かの病気のサインかもしれません。

実は、隠れ糖尿病の可能性もあるんですよ。

ここでは、眠気と血糖値の関係についてお話ししていきます。

食後の血糖値が高いと眠気が出る

ふつう、血糖値というのは食後にもっとも高くなります。

これは、食事によってエネルギー源を補給するため当然のこと。

血糖値が高くなっても、私たちの体はインスリンというホルモンを分泌して血糖値を元に戻す(下げる)ことができています。

しかし、食後2時間ほど経っても血糖値が140以上ある場合は、余分な糖を尿として排出するようになるのです。

糖尿病の人の尿が甘い臭いがすると言われるのは、このためでしょう。

エネルギー源である糖が一気に失われるため、眠気や空腹感をもたらしてしまいます。

この場合は空腹時の血糖値も正常より高めであるため、健康診断などで比較的簡単に発見することができます。

いわゆる典型的な「糖尿病」による眠気が、このパターンですね。

しかし、食後に眠くなるのは「食後2時間の血糖値が高いから」だけではありません。

上記の場合は血糖値を下げるためのホルモン、インスリンの分泌が少ないため、尿として糖を排出するために起こる症状。

しかし、食後に眠気が起こるのはこんな場合もあります。

それはずばり、血糖値が下がりすぎてしまうこと。

食後に血糖値が急激に上昇すると、それを下げるためにインスリンが分泌されるという話はしました。

このとき、血糖値が高すぎるためにインスリンが大量に分泌されてしまい、一気に血糖値が下がってしまうのです。

これにより一時的に低血糖になり、眠気が出るというわけ。

低血糖は脳や体のエネルギー源が少ない状態なので、糖を使わなくてすむように眠くなるんですね。

このような状態を、隠れ糖尿病と呼んでいます。

食後に異常なまでに血糖値が上がるにも関わらず、インスリンの大量分泌によってとりあえず血糖値は下がります。

健康診断では、空腹時血糖は調べますが食後すぐの血糖値は調べませんよね?

隠れ糖尿病は空腹時の血糖値は正常範囲であるため、健康診断では発見しにくいもの。

早期発見が重要な糖尿病ですが、隠れ糖尿病の場合は早期発見は難しいのが現状です。

少しでも糖尿病を早期発見するために、毎回食後に眠気がある人は一度医療機関に相談してみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

食後に眠気が出るのは、「血糖値が高くなる」ことに根本的な原因があります。

できるだけ食後に血糖値が急激に上がらないよう、食事の内容や食事の仕方に気を付けてみましょう。

食物繊維から食べるようにすると、同じものを食べても血糖値が上がりにくくなるのでおすすめですよ。