マツダロードスターがフルモデルチェンジとなりました。新型は、エンジン排気量、ボディサイズ共に三代目モデルのNC型ロードスターより大幅に軽量・小型化されて初代ユーノス・ロードスターが標榜したライトウエイトスポーツの原点へと立ち返りました。新型が初代モデル並みに小さくなった事で、ロードスター史上最も大柄なモデルとなったNC型。その魅力が、より際立って見えてくるのです。
NC型がデビューした当初は、ちょっと大きくないかい?と思ったもんです。しかし年々強化される安全性や環境性の基準、或いは海外マーケットからの要望もあり、ある程度のスケールアップは致し方ない面も有ったのでしょう。従来型より大きくなったとは言え、全長は4メートル程度で絶対的には十分にコンパクトなレベルで有ります。
エンジン排気量も2リッターにまでアップされ、これもちょっと大き過ぎに感じましたが、車重は1100kg程度に抑えるられているので2リッター車としては相当に軽い仕上がりです。ただ、これ以上は大きくならないでね…と頼みたくなるレベルではありました。そのギリギリで留まった絶妙さが、今となっては実に良く見えてくるのです。
友達以上恋人未満的な?重量増の要因になった2リッターエンジンですが、それはそれでパワーに余裕が有って良いですよ。標準的な2リッターエンジンと較べてもパワフル170馬力で、下から豊かなトルクを出し扱い易く且つ、スポーツカーの名に恥じない相当速い加速力を持っています。
かといって、突出したパワーが有る訳でも無い。例えばロードスターのフォロワー、ホンダS2000は2リッターで250馬力を発揮する怪物エンジンでした。これはやり過ぎ。速いのは滅法速いのですが、オープンカーの楽しみは絶対的な速さでは有りません。それに較べれば、NCの170馬力はほのぼのとしたもんです。カリカリ飛ばさなくても、呑気にオープンエアのドライブを余裕の馬力で楽しめるのがNCの美点の一つですね。
勿論、ワインディングロードをキビキビ走るのはお手の物ですよ。電動格納式ハードトップのRHTはヤッパリ良いでしょ。新型はソフトトップのみで今のところRHTは設定されていませんし、予定も無いようです。NC型でもマニアックなファンはソフトトップを好むかもしれませんが、販売的にはRHTの方が売れ筋になっていました。中古車の流通もRHTが多いですね。
当初の設計でグラム単位の軽量化を図っておきなが、それがRHTで帳消しになっちゃった気もしないではないです。一気に50キロぐらい車重増。それだけ増えれば、操縦性に影響が出る事は間違い有りません。重量増のネガを払っても尚、お釣りがくるメリットがRHTには有りますね。使い勝手も快適性も大幅にアップしています。
ロードスターはオープンカーってだけで何となく敷居が高く感じて二の足を踏んでしまう向きもございましょうが、屋根を閉めておけばクローズドボディのクーペと大差無いです。ソフトトップで心配な、車上荒らしにも有効ですしね。
NC型は内装のデザインや質感に安っぼさが無いので、それにRHTならちょっとしたラグジュアリー感も漂ってます。市街地では閉めておき、気持ち良ければスイッチ一つでオープン。開閉は12秒と素早いので、雨が降っても信号待ちの間にすっと済ませられます。走行中に出来ないのが玉にきずですが、雨の気配を感じたら早めに閉めときましょ。開け閉めの様子もロボットっぽくて楽しいし、NC型はRHTがいいでしょ。
新型が軽く小さくなって、それが良いのは解ります。でもNCも良いよ。新型とは別の良さが有るかもよ。新型のデビューに伴いNCの中古車の価格も下がるでしょうし、買いだな。
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